Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

福岡市、住民票や戸籍の交付申請書など411件を紛失 - 誤廃棄か

福岡市は、中央区総務部市民課において、個人情報が記載された帳票を含む「諸証明申込書綴」1冊の紛失が判明したと発表した。

所在が不明となっているのは、2006年8月22日分の「諸証明申込書綴」1冊。住民票交付申請書292件、戸籍交付申請書112件ほか411件の帳票が含まれる。住民票交付申請書には、発行する個人の氏名、住所、生年月日と請求人の氏名、住所が記載されている。また戸籍交付申請書には、発行する個人の本籍地と筆頭者名、および請求人の氏名、住所が記載されている。

2月1日に戸籍交付申請書の個人情報開示請求があり、対応するため申請書を確認していた過程で紛失が判明。職員から事情聴取した結果、不要書類とともに誤って廃棄した可能性が高いことがわかったという。

今後は、月次報告や書庫への搬入の際に、申請書綴が確実に保管されているか確認して報告することを義務付けるなど、管理体制を強化するとしている。

(Security NEXT - 2007/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

小学校でサポート詐欺被害、サーバ内などに児童名簿 - 浦添市
オンライン会議ツールに学生名簿を誤アップロード - 岡山大
フィッシング詐欺犯への復讐アクションなど映画2作品とタイアップ - JC3
ユニフォーム販売会社のInstagramが乗っ取り被害 - 不正投稿も
食品宅配「Oisix」にPWリスト攻撃 - 約9.7万件で不正ログイン
「Zabbix」に権限昇格が可能となる深刻な脆弱性 - パッチ適用を
高専生対象の「KOSENセキュリティコンテスト2024」 - 12月に開催
問題の難易度のみに依存しない「kCAPTCHA」を開発 - KDDI
QNAP、NAS向けOSやアプリなど30件以上の脆弱性を解消
Synology、「DSM」や「BeeDrive」など複数脆弱性を修正