Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ITmediaが不正アクセスで改ざん被害 - 不正なコード埋め込まれる

アイティメディアは、同社が運営するIT関連ニュースのポータルサイト「ITmedia」のサーバが不正アクセスを受け、一部データが不正に書き換えられたことを明らかにした。公開したページの一部にIEの脆弱性を攻撃する不正なコードが埋め込まれていたため、利用者に注意を促している。

同社によれば、公開準備サーバが不正侵入され、その結果「ITmedia Biz.ID」のトップページをはじめ、「TechTargetジャパン」のWebキャストページ、「ITmediaメールマガジン」の案内など、3ページについて改ざんされた状態で4月27日夕方から5月1日昼過ぎまで公開したという。

書き換えられたページには、IEの脆弱性を攻撃するコードが埋め込まれていた。脆弱性は既知のもので、すでにマイクロソフトが問題を解消する更新プログラムを提供しているが、適用していない場合、無関係のウェブサイトへアクセスさせられる可能性がある。

同社では、問題のページにアクセスした場合、ウイルス対策ソフトなどでチェックしてほしいと呼びかけている。また公開しているファイルの調査を実施したほか、不正侵入経路を特定した上で遮断。監視ツールの設置などを対策を進めている。

(Security NEXT - 2007/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Cleo製ファイル転送製品に複数脆弱性 - すでに悪用も
「Microsoft Updateカタログ」に深刻な脆弱性 - すでに修正済み
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「curl」にパスワードが漏洩する脆弱性 - アップデートを公開
先週注目された記事(2024年12月8日〜2024年12月14日)
支援学校で通学バス乗車名簿を紛失 - 大阪府
フォームで設定ミス、学生の個人情報が閲覧可能に - 近大
ランサム被害、従業員の個人情報流出の可能性 - 浪速ポンプ製作所
海外グループ会社に不正アクセス、詳細は調査中 - ユアサ商事
医師が私物PCを盗難、内部に患者の個人情報 - 慶大病院