Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

学校裏サイトの書き込みは個別判断 - ホットライン運用ガイドライン改訂案

インターネット協会は、違法情報や有害情報の受付窓口「インターネット・ホットラインセンター」の運用ガイドラインについて改訂案をとりまとめ、パブリックコメントを開始した。提出期限は2月29日。

同協会では、一般ユーザーからの違法情報や有害情報に関する通報を受け付け、プロバイダへの削除依頼や警察への通報を行う「インターネット・ホットラインセンター」を開設。開始から1年以上経過したことを受け、「ホットライン運用ガイドライン」を再検討して改訂案を策定した。

同改訂案では、対象となる違法情報および有害情報について再検討を実施。違法情報についてはわいせつ物公然陳列の判断基準を明確化し、児童ポルノ公然陳列の判断基準を法律の文言に合致させることなどを決定した。また有害情報については、通報実態を踏まえた変更が追加されている。

また、ガイドラインでは対象外とされている闇サイト、学校裏サイト、グロテスク映像などの情報についても検討。あらたにガイドラインへ盛り込むのではなく、個別に書き込みがガイドラインの対象となるか判断し、削除依頼などの対応を行うことを確認。グロテスクな映像については各プロバイダの自主判断に任せるとした。

(Security NEXT - 2008/02/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

複数運営施設の顧客情報が流出した可能性 - 宇野港土地
ランサム攻撃でデータが暗号化、流出の可能性も - 柴山コンサルタントG
学生向け電子掲示情報が外部から閲覧可能に - 水産大学校
誤送信で研修出席者のメアド流出 - 東京社会福祉士会
戸籍情報に不正アクセスして家系図作成、職員を処分 - 阿蘇市
サーバがランサム被害、情報流出の可能性 - 物流サービス会社
フィッシングの悪用URLが前月比2.2倍 - 過去最多を更新
Atlassian、8月のアップデートで脆弱性のべ6件を修正
「MS Edge」にセキュリティ更新 - 独自含む脆弱性9件に対応
委託関係ない企業に個人情報、ランサム被害の影響波及 - ニチユ健保