Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

検索サイトのキャッシュ上に顧客情報流出 - らでぃっしゅぼーや

有機野菜や無添加食品の販売事業などを展開するらでぃっしゅぼーやは、同社が運営する通販サイト「PICODELI(ピコデリ)」の顧客情報が、一時検索サイト上にキャッシュとして登録されていたと発表した。すでに削除は完了しているという。

同社では、2007年11月にサーバの設定ミスにより、顧客の個人情報が外部から閲覧できる状態となる事故が発生。事故を公表して設定の変更など対応していたが、2008年1月27日に同社顧客の指摘により、閲覧可能だったデータが検索サイト上のキャッシュに流出していたことが、あらたに判明したという。

流出したのは、同サイトで商品を購入した顧客情報609件で、氏名や住所、電話番号など含まれる。2007年7月9日から2008年2月18日まで閲覧できる状態だった。同社では、検索エンジンの運営会社へ削除を依頼し、すでに同社で削除を確認したとしている。

同社では、所管官庁である経済産業省へ事故を報告。また関連する顧客に対して再度謝罪のメールと書面の送付した。また不正利用の報告は受けていないが、引き続き検索サイトのキャッシュについて監視するとしている。

(Security NEXT - 2008/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

複数サーバがランサム被害、ファイルが暗号化 - 九州鉄鋼センター
事務局サーバの侵害、不審な検索結果から発覚 - 東亜大
米当局、IPカメラやNVRの脆弱性悪用で注意喚起 - EOL製品は使用中止を
11月のフィッシング攻撃は報告、URLともに過去2番目の規模
Fortinetの複数製品に脆弱性 - 「クリティカル」も
ブラウザ「Chrome」にアップデート - 複数の脆弱性を解消
情報連携ネットワークに患者情報を誤表示、設定ミスで - 大公大付属病院
不備書類の返送、異なる宛先に誤送付 - 船橋市
「Laravel」のモニタリングツールに脆弱性 - アップデートで修正
教職員に多数の標的型攻撃メール、アカウント詐取被害 - 大体大