日本語フィッシングメールの受信経験者が倍増 - フィッシング対策協議会報告
インターネット利用者の4人に1人は、フィッシングメールの受信経験者であることが、フィッシング対策協議会の調査でわかった。
同協議会が、2008年2月にウェブサイト上でインターネット利用者を対象に、フィッシングに関する意識調査を実施したもの。同調査は今回で2回目を迎え、携帯電話に関連した項目についても調べた。有効回答数は1083。
調査結果によれば、87.1%のインターネットユーザーがフィッシングを認知しており、2007年の81.2%から増加した。しかし普段から対策を取るなど気を付けているユーザーは、約半分以下にとどまった。
パソコンでフィッシングメールを受け取った人は24.8%で、昨年度の14.8%から大きく増加した。日本語で書かれたフィッシングメールを受信したユーザーの増加が原因で、2007年の7.8%から16.9%と倍増した。
携帯電話については、11.4%とフィッシングメールを受け取ったユーザーはパソコンより少ないものの、日本語のフィッシングメールを受け取ったユーザーが大半だった。
被害経験者は1.4%で、そのうち80%が個人情報を詐取され、46.7%が金銭的な被害を被ったという。また会員情報の改ざんや不正利用などが行われたケースが報告されている。
(Security NEXT - 2008/07/31 )
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