Serverサービスの脆弱性「MS08-067」の検証レポートを公開 - NTTデータ・セキュリティ
Windowsの「Serverサービス」に脆弱性「MS08-067」が見つかった問題で、NTTデータ・セキュリティは、脆弱性の検証を実施し、レポートを公表した。
検証を行った脆弱性は、マイクロソフトが先月24日に急遽セキュリティ更新プログラムを公開した「MS08-067」。細工したRPCリクエストを受信した場合、外部から任意のコードを実行されるおそれがある。すでに脆弱性を狙った標的型攻撃やワーム、ハッキングツールの流通が確認されている。
今回NTTデータ・セキュリティでは、「Windows 2000」や「Windows XP」「Windows Server 2003」に対して、攻撃者のコンピュータへ接続させ、システムの奪取する攻撃コードについて検証を実施。実際に外部Linux端末のコマンドプロンプト上に、攻撃を受けたシステムのプロンプトが表示され、システムを制御できる状態になることを確認した。
同社では、十分検証を実施した上で、セキュリティ更新プログラムを適用するよう呼びかけている。
NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/
(Security NEXT - 2008/11/17 )
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