10月のマルウェア被害、上位10位はトロイの木馬が独占 - アンラボまとめ
アンラボは、同社「AhnLab Security Emergency response Center」が10月に報告を受けたマルウェア被害状況について取りまとめ、発表した。
レポートによれば、10月の被害件数は2995件で、今年に入って初めて2000件台まで減少した。しかし米国の大統領選挙やクリスマスなどの年末イベントに関連したスパムの増加が予想されるため、引き続き警戒が必要な状況が続くという。
上位10種類が全体に占める割合は7.6%と低く、9月より10.2%から減少。悪性コードが多種にわたって配布されるなど攻撃が分散化が進んでいる。また上位10種類を独占するなど、トロイの木馬の活動が活発だった。なかでも目立ったのは「Win-Trojan/Autorun.250651」で、被害が9月から倍増し、2位にランクインしている。
ウェブサイトの被害状況を見ると、「MS08-041 Microsoft Access Snapshot Viewer」の脆弱性を利用した悪性コードの挿入が発見されている。同社がまとめた被害統計のトップ10は以下のとおり。
1位:Win-Trojan/Bagle.858628
2位:Win-Trojan/Autorun.250651
3位:Win-Trojan/Agent.137728.AN
4位:Win-Trojan/Agent.73728.JC
5位:Win-Trojan/Agent.80384.AL
6位:Win-Trojan/OnlineGameHack.22016.BD
7位:Win-Trojan/XPack.36864
8位:Win-Trojan/Tervemoy.86016.B
9位:Win-Trojan/Agent.75264.AX
10位:Win-Trojan/OnlineGameHack.170376
(Security NEXT - 2008/11/19 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
先週注目された記事(2024年12月29日〜2025年1月4日)
先々週注目された記事(2024年12月22日〜2024年12月28日)
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
検索結果がもっとも危険な有名人 - 日本でも人気の俳優がトップ
「TSUBAME」の観測グラフを公開休止 - より利便性の高いデータ提供を検討
巧妙化続くサポート詐欺、窓口相談は前年度の約1.6倍