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ファイアウォールの設定ミスで卒業生名簿がネット上に流出 - 茨城大学

茨城大学は、卒業生や大学院修了生428人分の名簿がネット上に流出していたことを明らかにした。ファイアウォールの設定ミスが原因だという。

同大によれば、ファイアウォールの設定ミスにより、大量の内部資料がインターネット上へ流出したもので、10月29日に卒業生から指摘を受け、問題が発覚した。

外部に流出したファイルには、2005年度の理学部卒業生や大学院理工学研究科修了生428人分の名簿が含まれており、氏名、生年月日、卒業後の進路など個人情報が記載されていた。不正利用の報告などはないという。

同大によれば、10月7日から15日までファイアウォールが機能せず、一部サーバからグーグルの検索サイトへ情報が流出。データが保存されていたサーバも、内部ネットワークでの利用を前提としていたため、アクセス制限など対策を行っていなかった。

同大学ではグーグルへファイルの削除を依頼。11月5日に削除を確認した。またチェック体制やセキュリティ対策が甘かったとして、作業方法の改善やデータの暗号化など再発防止に取り組む。

(Security NEXT - 2008/11/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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