Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

DNSキャッシュポイズニングの対策資料を公開 - IPA

情報処理推進機構(IPA)は、DNSキャッシュポイズニング対策に活用できる情報を収録した資料を公開した。

2008年7月に多くのDNSサーバで見つかったキャッシュポイズニングの脆弱性について、対策の際に役立つ48ページにわたる資料を公開したもの。DNSの機能や脆弱性に関する解説のほか、DNSサーバの設定や関連ツールの解説などを取りまとめた。同機構のウェブサイトよりダウンロードすることができる。

DNSキャッシュポイズニングは、利用者は正しいURL入力しても悪意あるサイトへ誘導される可能性がある脆弱性。2008年7月に明らかとなり、脆弱性を悪用するコードも公開されている。

多くのベンダーでは脆弱性を解消するパッチの提供などを行っているが、同機構に対しては依然として多くの届け出が寄せられており、複数回にわたり注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2009/01/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

MSが3月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性6件を修正
「Infoblox NIOS」に複数の脆弱性 - 米CISAは「クリティカル」と評価
「OpenSSH」に複数脆弱性 - MITMやDoS攻撃のおそれ
「BIND 9」に複数のDoS脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「PAN-OS」を標的とするDoS攻撃に注意喚起
Palo Alto製ファイアウォールにDoS脆弱性 - すでに悪用も
WordPress向けスパム対策プラグインに複数の脆弱性 - すでに攻撃も
ウェブホスト管理ツール「CyberPanel」に脆弱性 - ランサムウェアが悪用
リゾルバ「PowerDNS Recursor」にサービス拒否の脆弱性
NLnet LabsのキャッシュDNSサーバ「Unbound」に脆弱性