重要度「最高」の修正1件を含む「Firefox 3.0.6」が公開
Mozillaは、脆弱性を修正した最新版「Firefox 3.0.6」を公開した。重要度「最高」の脆弱性1件をはじめ6件の脆弱性へ対応している。
重要度が「最高」に設定されている「MFSA 2009-01」は、ブラウザのレンダリングエンジンにおける脆弱性を解消したもの。クラッシュ時にメモリが破壊され、任意のコードが実行されるおそれがあるため、今回の修正で安定性を確保した。
また「高」とされる修正は2件。クロスサイトスクリプティングが発生するおそれがある「MFSA 2009-02」や、閉じたタブの復元時に、入力コントロールのテキスト値を既知の場所にあるローカルファイルのパスに書き換えることのできる問題「MFSA 2009-03」などを解消。
重要度「中」は1件でクローム特権が昇格する問題「MFSA 2009-04」を対処。「XMLHttpRequest」によって「HTTP」に限定したCookie が読み取られる不具合「MFSA 2009-05」やページをキャッシュさせないためのディレクティブが無視される「MFSA 2009-06」など、「低」とされる2件の脆弱性にも対応した。
Mozilla Japan
http://mozilla.jp/
(Security NEXT - 2009/02/05 )
ツイート
PR
関連記事
「VMware Aria Operations」に5件の脆弱性 - アップデートをリリース
「NVIDIA UFM」に管理インタフェースから悪用可能な脆弱性
「Copilot Studio」に深刻な脆弱性 - 対策済み、悪用報告なし
GitLab、アップデートをリリース - 脆弱性6件やバグを解消
「Firefox 133」で多数の脆弱性を修正 - 延長サポート版もリリース
Palo AltoのVPNソリューションのクライアントに脆弱性
「PHP」に複数の深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「M-Files Server」に認証バイパスやローカルファイル読み取りの脆弱性
Array Networks製VPN狙う脆弱性攻撃に注意 - 米当局が呼びかけ
WP向けプラグイン「Social Login」に認証回避の脆弱性