悪意あるウェブサイトが進化、セキュリティベンダーの目を盗む手口も
Panda Securityは、SEOを巧みに利用したり、ページへの到達経路によって表示するコンテンツを変化させるなど、マルウェアなど配布する悪意あるウェブサイトの進化を伝えている。
同社によれば、偽セキュリティ対策ソフトを配布したり、マルウェアをサイト上で配布する際、従来よりスパムが活用されているが、このごろ警戒心が高まっていることから、「Google Trends」の人気キーワードを活用するなど、SEOを利用するケースが発生している。
人気キーワードを含んだブログや動画を作成し、検索結果から訪れたユーザーに対して、閲覧にソフトが必要などとしてマルウェアをダウンロードさせる手口だという。
また、ページの到達経路から表示コンテンツを変化させるケースも発生。URLを直接打ち込んだ場合は合法的な表示を行う一方、検索結果からアクセスした場合には、悪意あるページを表示するなど、セキュリティベンダーから不正サイトが発見を逃れる手法も確認された。
さらには、こうした攻撃を隠蔽するため、サーチエンジンへ登録されることを拒否するウェブページが見つかった。同社では、パラメータなどによるURLブロッキングを防ぐことが目的だと分析している。
PS Japan
http://www.pandasoftware.jp/
(Security NEXT - 2009/03/13 )
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