国産セキュアVM最新版「BitVisor 1.0」が公開 - ATAPIをサポート
筑波大学は、セキュリティに配慮した仮想マシン環境を実現するソフトウェアの最新版「BitVisor 1.0」を公開した。
同ソフトウェアは、「Windows」や「Linux」など、ゲストOSを仮想化環境で利用できるセキュアVM。内部データは暗号化した状態で保存され、通信もIPSecにより盗聴を防止できる。
同大システム情報工学研究科の加藤和彦教授の研究グループが中心となり、ゼロから開発したオープンソースソフトウェアで、最低限必要な入出力のみ監視する準透過型モデルを採用。ソースコードは約3万行と軽量となっている。
最新版ではドライバを追加。ATAPIをサポートしており、CD-RおよびDVD-Rの暗号化を実現した。またUSB2.0やVT-dへ対応。なお ソフトウェアはベータ版のため、利用には注意が必要。
(Security NEXT - 2009/03/31 )
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