ウイルスやスパムなど「豚インフルエンザ」の便乗攻撃が拡大
世界規模での感染拡大が懸念されている「豚インフルエンザ」に便乗したサイバー攻撃が広がっている。
すでに国立感染症研究所を装い、ウイルスが送りつけられるケースが報道されているが、トレンドマイクロによれば、これ以外にも、医薬品を販売する不正サイトへ誘導するスパム、通販事業者による便乗したマーケティング活動などを複数の攻撃が確認されているという。
スパムメールのなかには、「マドンナが豚インフルエンザに感染」といったゴシップ的な内容のものも含まれるという。また添付ファイルを利用した手口は、ZIPファイルのほか、「TROJ_PIDIEF.TY」「TROJ_PIDIEF.UA」など文書ファイルを装うケースや文書作成ソフトといったアプリケーションの脆弱性を狙ったウイルスが発生している。
こうした攻撃は「SARS」や「鳥インフルエンザ」といった攻撃も発生しており、トレンドマイクロでは、今後模倣犯が発生する可能性もあるとして、対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2009/05/01 )
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