Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2010年をめどにJPドメインへ「DNSSEC」を導入 - JPRS

JPRSは、2010年中をめどにJPドメイン名サービスへ「DNSSEC(DNS Security Extensions)」を導入する計画であると発表した。

「DNSSEC」は、ドメイン名を解決するセキュリティを確保したDNSの拡張方式。応答時に公開鍵暗号方式による署名を付加することにより正当性を確認できる。

JPRSでは、現時点においてセキュリティ上の問題を解決するには「DNSSEC」の導入がもっとも有効であるとしており、今後はJPドメイン名への導入を目指して、仕様検討や試験を実施する。またほかのTLDレジストリなどと情報共有を進める。

また「DNSSEC」の導入にあたり、JPドメイン名指定事業者に対する利用環境の整備や、DNSサーバの運用者が署名や署名に用いる鍵情報の登録手続きが必要となることから、セミナーやメディアを通じて情報提供などを展開していく。

(Security NEXT - 2009/07/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ウェブホスト管理ツール「CyberPanel」に脆弱性 - ランサムウェアが悪用
約70項目を調査するメールセキュリティ評価サービス - 緊急脆弱性の通知も
DigiCert、「マネージドDNS」を展開するVercaraを買収
リゾルバ「PowerDNS Recursor」にサービス拒否の脆弱性
NLnet LabsのキャッシュDNSサーバ「Unbound」に脆弱性
3カ月連続で300件以上のDDoS攻撃を観測 - IIJ
「OpenSSL」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
【お知らせ】9月3日の閲覧障害に関するお詫び
「DNSSEC」のハンズオン勉強会をハイブリッド開催 - JPNIC
一部顧客で証明書発行手続に不備、再発行を実施 - DigiCert