Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

紙文書を暗号化し、機密データを守る「DocEncrypt V1.0」 - PFU

PFUは、機密情報の記載箇所を暗号化した文書を作成できる暗号化ソフトウェア「DocEncrypt V1.0」を発売した。

同製品は、記載内容を暗号化した文書を作成したり、暗号化が行われた文書から復号化が行えるソフトウェア。アプリケーションで文書を印刷する際にデータを取り込み、機密部分を暗号化した状態で印刷したり、電子データとして保存することができる。

091008pf2.jpg
暗号化前(画面上)と暗号化後のデータ(画面下)。暗号化する箇所を文書内で複数選択することも可能

また通常の文章の裏面などへ暗号化した内容を印刷することで、改ざんの防止にも活用できる。暗号化には富士通研究所が開発したアルゴリズムを採用しており、暗号化キーの変更で復号できるユーザーを区別可能。

さらに暗号化範囲や暗号化キーを事前に設定することで、帳票や伝票など大量の書類を一括して暗号化が行える。価格は3万7800円。DocEncryptサポートパッケージ(5670円)も用意した。

今後同社では、サーバや組み込み向け製品を販売する予定。

091008pf1.jpg

(Security NEXT - 2009/10/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

MS 365環境のセキュリティ運用を自動化するサービス - ラック
約70項目を調査するメールセキュリティ評価サービス - 緊急脆弱性の通知も
NASにランサム感染想定した機能などを追加 - バッファロー
米Acronisのデプロイソリューション最新版をリリース - ラネクシー
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
ランサムウェア「Conti」亜種に対応した復号ツールを公開 - カスペ
米政府、ランサムウェア「ESXiArgs」の復旧ツール - 十分理解して使用を
企業向けに「セキュアID SIM」を提供 - 日本通信
セキュア開発が学べる無料オンラインコンテンツ - Linux Foundation
パスロジ、ファイル送受信用の暗号化サービス - 個人は無料