「解読」「漏洩」「詐取」からパスワードを守る方法 - IPAが対策呼びかけ
情報処理推進機構(IPA)は、IDやパスワードの不正利用が目立っているとして、インターネット利用者へパスワードの管理徹底を呼びかけている。
同機構は、「ID」や「パスワード」が悪用されるおもな原因として、「単純なパスワード」「ウイルスよる漏洩」「フィッシングによる詐取」「ソーシャルエンジニアリングによる盗難」の4つを挙げている。
さらに「パスワード」とともに利用される「ID」は、あらかじめ連番で割り振られていたり、メールアドレスが利用されているなど、外部利用者が推測可能なケースも少なくないため、パスワード管理に不備がある場合、被害に遭う可能性があると指摘する。
パスワードを悪用から守る対策として、解読されないよう名前や単語を避け、英字や数字、記号などを組み合わせ、8文字以上に設定することを推奨。また危険が高まるとしてパスワードを使い回したり、長期間利用し続けることを避けるようアドバイスしている。
フィッシングやソーシャルエンジニアリングによる漏洩やウイルス感染のほか、不特定多数が利用するパソコンにはウイルスが仕掛けれていることがあり、外部へ漏洩する可能性があるとしてIDやパスワードの入力を避けるよう勧めている。
より安全な利用には、ログイン履歴の確認やワンタイムパスワードによる認証など、事業者が提供する付加サービスを活用することも有効としている。
(Security NEXT - 2010/03/04 )
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