Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

患者情報5700件含む外来受付のPCが紛失 - 山形大病院

山形大学医学部付属病院において、患者情報5747件が保存されたノートPCの紛失が判明した。盗難の可能性が高いとして、警察に被害を届けている。

紛失したのは、外来受付に設置されていたノートPC1台で、2002年12月16日から2010年8月6日までの初診患者5747人分の氏名、住所、電話番号、年齢、性別、患者ID、診断名、担当医などが含まれる。

8月10日9時半ごろに外来受付からパソコンが紛失していることに医師が気付き、関係各所の捜索を行ったが発見できなかった。これを受け、翌11日に医学部内に対策本部を設置するとともに、警察に盗難届を提出した。

情報の外部流出は確認されていないという。病院内に患者支援対策室を設置し、紛失の対象となる患者への説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2010/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

医師が私物PCを盗難、内部に患者の個人情報 - 慶大病院
データ消去が不十分なSSDを廃棄処分、認識不足で - 南生協病院
電子カルテ事業者がペット飼い主情報を誤アップ - 事故対応で誤送信も
カルテ漏洩や患者クレカ不正利用で付属病院看護師を処分 - 秋田大
元教授が患者情報を不正持出、開院案内などに利用 - 広大病院
再委託先でランサム感染、被保険者情報が流出した可能性 - クボタ健保組合
患者の個人情報含むUSBメモリが所在不明に - 公立富岡総合病院
患者情報含む市民病院の旧端末がフリマアプリに流通 - 気仙沼市
委託業者に無関係の病棟管理日誌を誤送信 - かみいち総合病院
学生が患者の個人情報含むカルテの写真をSNSに投稿 - 名古屋大病院