日本はネット犯罪発生率が14カ国中最低 - ネットに対する不信感高いも対策に関心低い
日本におけるインターネット犯罪の発生率は低いものの、完全に解決されないケースが世界平均の2倍にのぼることが、シマンテックの調査によりわかった。またネットに対する不信感が高い一方で、セキュリティ対策への関心が低いという。
同調査は、日本を含む世界14カ国の18歳以上7066人を対象に実施したもので、レポートによれば、ウイルスの感染、クレジットカードに関する詐欺、個人情報の盗難など、ネット犯罪の被害を受けたユーザーの割合は65%だった。被害者の割合が高かったのは米国と中国で、日本は36%と14カ国中最低だった。
ネット犯罪の解決にかかる日数は平均28日で、日本は32日とやや長め。解決するためのコストは日本の場合1万6112円で、調査対象国の平均約3万円に比べ半額に近い水準となっている。
日本では、犯罪が完全に解決に至らないケースが60%で、世界平均の31%の2倍にのぼる。ネット犯罪は裁かれないと考えている回答者は約80%、日本では74%だった。
(Security NEXT - 2010/08/25 )
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