Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MSRTによるマルウェア駆除状況、日本は1000回あたり4.4台で低水準

マイクロソフトは、2010年上半期のセキュリティ状況を取りまとめた「マイクロソフトインテリジェンスレポート第9版」を公開した。

マルウェアや脆弱性情報など、半期ごとにレポートとして取りまとめているもので、2010年上半期は、脆弱性の公開件数は2009年下半期から7.9%減少し約2500件だった。

CVSSのスコアが7以上の深刻度が「高」とされる脆弱性が47.2%、スコアが4から6.9の深刻度「中」とされる脆弱性が48.5%だった。脆弱性の大半は、アプリケーションの脆弱性で、OSやブラウザの脆弱性は比較的安定していが、ブラウザの脆弱性がOSの脆弱性を上回った。

同社が公開したセキュリティ情報は41件。前期の47件から減少したものの、対応した脆弱性は114件となり前回調査の104件を上回った。脆弱性の79.1%は協調的に公開したが、残りの約2割は脆弱性ブローカーによる公開や完全な公開が行われたという。

(Security NEXT - 2010/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
検索結果がもっとも危険な有名人 - 日本でも人気の俳優がトップ
「TSUBAME」の観測グラフを公開休止 - より利便性の高いデータ提供を検討
巧妙化続くサポート詐欺、窓口相談は前年度の約1.6倍
「Mirai」と異なるボット、国内ベンダーのルータに感染拡大か
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
「サポート詐欺」の相談が3割増 - 過去最多を更新
先週注目された記事(2024年7月7日〜2024年7月13日)