相談件数全体は減少するも「Winny」関連の相談は倍増 - IPAまとめ
情報処理推進機構(IPA)は、10月に同機構が受け付けたウイルスや不正アクセスの届出状況を取りまとめた。同機構への相談総件数は減少し、3カ月ぶりに2000件を下回ったが、「Winny」に関する相談が増加している。
同レポートによれば、10月のウイルス検出数は約3万4000件で、9月とほぼ同水準での推移となった。また同一の届出者のもとで、同種のウイルスが同日中に複数検出された場合も1件とカウントする届出件数は996件で、9月の1082件から7.9ポイント下落している。
検出数の1位は「Netsky」で、「Mydoom」「Waledac」と続く。また4位には、前月の257件から967件に増加した「Autorun」が入っており、届出件数も前月から増加を見せていることから、今後もその動向が注目される。
不正アクセスの届出件数は14件で、9月の15件からわずかに微減。被害が発生した8件の内訳は、侵入が5件、なりすまし2件、アドレス詐称1件だった。不正アクセス関連の相談件数は40件で、そのうち15件で被害が発生している。
(Security NEXT - 2010/11/05 )
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