8月にIPAへ寄せられた相談は1600件超 - Winny関連やTwitterアカウント乗っ取りなども
情報処理推進機構(IPA)は、8月に同機構が受け付けたウイルスや不正アクセスの届出状況を取りまとめた。前月の減少傾向から一転、ウイルス検出数や相談件数に増加が見られた。
レポートによれば、8月のウイルス検出数は約2万5000件で、7月の約2万3000件から9.6%増加した。一方、同一の届出者のもとで同種のウイルスが同日中に複数検出された場合に1件とカウントする届出件数については931件と、前月の1064件から12.5%減少している。
検出数の1位は全体の53.8%を占めた「Netsky」で、2位は35.6%を占めた「Mydoom」。この2種で約9割を占める。届出件数については、「Mydoom」「Netsky」「Autorun」の順で、割合は2割前後と拮抗している。
不正アクセスの届出件数は10件で、そのうち8件で被害が生じた。内訳は侵入が7件、DoS攻撃1件だった。不正アクセス関連の相談件数は37件で、そのうち13件で被害が発生している。
侵入被害の内訳を見ると、他サイト攻撃の踏み台として悪用されたケースが3件、メールアカウントを迷惑メール送信に悪用されたケース、ウェブサイト改ざんが各1件。また、SQLインジェクション攻撃によりクレジットカード情報を盗まれ、不正利用されたケースも1件報告されている。
(Security NEXT - 2011/09/06 )
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