「スマホ利用時のセキュリティに不安」8割強 - 他人による位置特定は2割が懸念
スマートフォンユーザーの84.9%が、スマートフォン利用時のセキュリティに、なんらかの不安を感じていることがわかった。
マカフィーが、8月29日から翌30日にかけて、10代から60代のスマートフォンユーザー700人を対象に、インターネット上で調査を実施し、結果を取りまとめたもの。
同社調査によれば、なんらかの不安を感じるユーザーは84.9%にのぼり、特に不安を感じないとするユーザーは、15.1%にとどまった。
多くのユーザーがスマホ利用になんらかの不安(グラフ:マカフィー)
不安の内容を見ると、「マルウェア感染」が57.3%でもっとも多く、「紛失(47.7%)」「連絡先や写真といった個人情報の流出(41.1%)」が続く。「位置情報により他人に行動を特定されること」についても、21%が不安を感じていた。
また17.5%が何らかの被害経験を持っており、迷惑電話やメールなどの着信や受信が9.9%で1番多かった。マルウェア感染を経験したユーザーは2.7%、不正サイトへ誘導されたり、フィッシング被害に遭ったユーザーは2.1%だった。
約9割のユーザーがスマートフォンにおけるセキュリティ対策の必要性を感じており、具体的な対策としては「マルウェア対策」が67.3%で最多。次いで「データのバックアップ(37.8%)」「データのリストア(27.8%)」が多かった。
(Security NEXT - 2011/09/12 )
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