入口扉の暗証番号含むマンション情報がファイル共有ソフト経由で流出 - 大阪市水道局
大阪市水道局の業務委託先から、マンションの所有者や管理人、入口扉の暗証番号といった情報が、ファイル共有ソフト経由でインターネット上に流出していたことがわかった。
同市より共同住宅における各戸ごとの計量や収納について、申請の受付業務を受託している大阪水道総合サービスから流出したもの。同社へセキュリティベンダーから10月12日に流出の可能性を指摘する連絡があり、翌13日に流出を確認した。
同社従業員が、10月8日にファイル共有ソフトを利用した際、ウイルスへ感染したのが原因と見られており、2009年5月ごろに作業のため自宅へ持ち帰ったデータや、それ以前に保存していた同社従業員のデータなどが、ファイル共有ソフトを通じて流出した。
流出したデータには、マンションなど5343棟の住宅情報が含まれ、住宅名、所有者や管理責任者の住所、電話番号などが流出した。住人に関する情報はなかったが、入口扉の暗証番号2799件が含まれていたという。
また所属や役職、氏名、住所、電話番号など、のべ1469人分の情報を含む大阪水道総合サービスの従業員名簿や給与データ268人分も流出した。
同社は事故の判明を受け、セキュリティベンダーへ流出防止対策を依頼。暗証番号が流出したマンションの管理責任者へ、10月14日より電話や個別訪問で事情の説明を行っている。また関係者へ事情を説明し謝罪する文書を送付している。
(Security NEXT - 2011/10/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
核関連機関の端末が不正通信 - 核物質防護への影響は否定
元契約社員のPCからファイル共有ソフト経由で顧客情報流出 - NTT西
ファイル共有ソフト経由の個人情報流出、あらたに1万人が判明 - 秋田市
ファイル共有ソフト経由の個人情報流出、あらたに279件の被害が判明 - 秋田市
バックアップに利用した職員私用PCからファイル共有ソフトで情報流出 - 秋田市
取引先関係者の個人情報がファイル共有ソフト経由で流出 - パナソニック関連会社
住所録がファイル共有ソフト経由で流出 - パナソニック
個人情報含む業務メールが流出、ファイル共有ソフト経由か - パナソニック
ファイル共有ソフトへの流出原因は退職者、役員を処分 - リロHD
ファイル共有ソフトで個人情報約1万5000件が流出 - JA徳島市