第3四半期の新種モバイルマルウェアはすべて「Android」狙い - マカフィーまとめ
マカフィーは、2011年第3四半期の脅威レポートをまとめた。モバイル関連では、Androidを対象としたマルウェアが、ハイペースで増加していると指摘している。
同社によれば、過去を含めたマルウェア全体を見ると、依然として「Symbian」向けのマルウェアが最も多く全体の半数以上を占めている。
しかし伸び率ではAndroidが圧倒的で、前四半期から約37%増加。第3四半期に同社が確認したあらたなマルウェアは、すべてAndroidを対象としたものだった。
高額なSMSを送信するトロイの木馬は依然として多く作成されており、「Android/Wapaxy」「Android/LoveTrp」「Android/HippoSMS」などがあらたに発見された。感染すると購読サービスに勝手に登録するが、登録を気付かせないため登録確認メールを削除するなどの手口が確認されている。
同四半期は、改ざんされたアプリも多く発見された。「Android/PJApp」はSMSの送信だけでなく、端末に記録されているデータを可能な限り盗み出そうとするアプリ。
そのほか、ユーザーの会話を記録して情報を盗む「Android/NickiSpy.A」「Android/GoldenEagle.A」も見つかっている。
「Android/DroidDeluxe」「Android.ApkMon」は、ルートアクセス権を取得してメール、連絡先、SMSデータなどシステムファイルを盗むものだが、今後もこうした攻撃手法は継続して登場すると指摘している。
(Security NEXT - 2011/12/09 )
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