Adobe、「Flash Player」のアップデートを公開 - 深刻な脆弱性2件を修正
Adobe Systemsは、2件の深刻な脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」のアップデートを公開した。
今回のアップデートは、「同11.1.102.62」および以前のバージョンに含まれる脆弱性を修正したもの。「Windows」「Mac」「Linux」「Solaris」など幅広いプラットフォームで影響を受ける。
また「Android 4.x」向けに提供している「同11.1.115.6」や、「Android 3.x」および「同2.x」向けに提供している「同11.1.111.6」やこれらの以前のバージョンにも脆弱性が含まれる。
同社では、脆弱性を修正したアップデート「同11.1.102.63」や、Android端末向けに「同11.1.115.7」および「11.1.111.7.」を公開し、アップデートを呼びかけている。
脆弱性の深刻度は、4段階中もっとも高い「クリティカル」。脆弱性が攻撃された場合、アプリケーションがクラッシュし、リモートでコードが実行される可能性がある。
一方同社は、適用優先度は3段階の2番目の「2」にレーティングしている。既知のエクスプロイトは存在せず、30日以内を目安として早い段階でアップデートをインストールするよう推奨している。
(Security NEXT - 2012/03/06 )
ツイート
PR
関連記事
Palo Alto、「PAN-OS」の脆弱性を特定して修正 - すでに悪用も
Apache Traffic Serverに複数の脆弱性 - アップデートで修正
Synologyの監視カメラ3モデルに深刻な脆弱性
「MS Edge 131」を公開 - 独自含む脆弱性9件を解消
ロードバランサや「PAN-OS」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
10月に完全修正された「VMware vCenter」脆弱性、悪用が判明
楽天モバイルのホームルータに複数の脆弱性 - アップデートを実施
WP向けセキュリティプラグインに深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Ivanti Avalanche」に複数脆弱性 - DoS攻撃や情報漏洩のおそれ
「Apache Airflow」に構成情報など漏洩する脆弱性