最新版IEへの自動アップグレードを3月中旬に実施 - セキュリティ向上など理由に
日本マイクロソフトは、国内において同社ブラウザ「Internet Explorer」の自動アップデートを3月中旬より開始する。
「Windows XP」「同Vista」「同7」など、現在、サポート中のOSを対象に、サポートする最新ブラウザへの自動アップデートを、「Windows Update」により実施するもの。海外ではすでに開始している。
同社では、今回実施するアップデートの理由について、「セキュリティ対策」をはじめ、「エクスペリエンス向上」「ウェブ開発者の負荷軽減」「業界のトレンド」を理由に挙げている。
同社では、Windowsのサポート期間中は、プリインストールされているIEについても引き続きサポートを続ける方針で、自動アップグレード後にアンインストールし、元のバージョンに戻すことも可能。自動アップグレードを希望しないユーザーには、自動配布の無効化ツールキットを用意した。
また「Microsoft Windows Server Update Services(WSUS)」「System Center Configuration Manager(SCCM)」「Windows Intune」など管理コンソールによって一元管理している場合や、「IE 8」や「同9」の自動更新にあたり、インストールを拒否している場合は、自動アップグレードの対象とはならない。
(Security NEXT - 2012/03/06 )
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