IPA、国内ユーザーを狙う情報詐取アプリに注意喚起 - セキュリティ対策アプリで検知できないことも
情報処理推進機構(IPA)は、8月に端末内のアドレス帳データを窃取するAndroidアプリをインストールさせようとする攻撃が多数観測されたとして、注意を呼びかけた。
スパムメールやSNSの書き込みにより不正アプリへ誘導する手口で、アプリは利用者の趣味やスマホの利便性向上など興味を持つ内容を装っている。いずれも日本語で作成されており、日本人をターゲットとした攻撃であることは明らかで、セキュリティ対策ソフトで検知できないケースもあった。
同機構では、被害に遭わないようAndroid向け公式マーケット「Google play」などを活用するよう推奨。アプリをインストールする前に、アクセス許可を求める内容を確認し、本来の機能とは関係ない許可を求めるなど不審な動きが見られる場合は、インストールの中止を検討するよう求めている。
また、セキュリティ対策アプリを導入し、最新の状態に保つことでマルウェアの侵入を未然に防ぐなどリスクを低減できるとして活用を呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/09/06 )
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