Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PNGファイル処理に用いるライブラリ「libpng」にコード実行可能となる脆弱性

PNG形式の画像ファイルを処理する際に利用するライブラリ「libpng」に脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

同ライブラリが提供す関数「png_decompress_chunk()」に整数オーバーフローの脆弱性があり、細工されたファイルを開くと、リモートでコードを実行されるおそれがある。

影響を受けるのは、「同1.5.8」「同1.4.8」「同1.2.46」「同1.0.56」で、それ以前のバージョンも含まれる。同ライブラリを製品で利用している一部ベンダーより、アップデートの提供が開始されている。

(Security NEXT - 2012/09/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「NVIDIA License System」に脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
Kubernetesの「gitRepoボリューム」に脆弱性 - アップデートで修正
危険な脆弱性タイプのランキング - CSRFやコード挿入が上昇
米当局、AppleやOracleの脆弱性悪用に注意喚起
「Adobe InDesign」に定例外パッチ - ただし適用優先度は低
「くら寿司 公式アプリ」Android版に脆弱性 - 暗号鍵をハードコード
Fortraのセキュリティ製品、暗号化バイパスの脆弱性を修正
「Wget」非推奨機能に起因する脆弱性、アップデートで削除
「PostgreSQL」にアップデート、脆弱性を修正 - 「同12」はサポート終了へ
「VMware vCenter Server」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局