「遅刻」「雑談」多いとインシデント起こしやすい傾向 - JNSAまとめ
日本ネットワークセキュリティ協会は、セキュリティインシデントの発生状況についてアンケート調査を実施し、報告書として取りまとめた。
同報告書は、情報セキュリティインシデントに関するアンケートを就業者を対象に実施し、取りまとめたもの。有効回答数は2万2340。同協会では、これまでもメディア報道を元に調査を行っているが、実態と乖離している懸念があるとして調査を実施した。
1年間の発生率は、「メールの誤送信」が11.8%で最多。「SNSへの不適切な書き込み」が3.3%で2番目に多かった。「携帯電話の紛失盗難(2.6%)」「USBメモリの紛失盗難(2.4%)」「パソコンの紛失盗難(1.5%)」が続く。
また同調査では、個人の知識、行動、性格なども調査対象とし、インシデント経験の関係性を分析。「遅刻」や「約束の勘違い」、業務に関係ない「SNS書き込み」「雑談」といった行動を取る場合、インシデントを引き起こしやすい傾向が見られたという。
(Security NEXT - 2013/01/07 )
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