Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

連絡先情報盗むAndroidマルウェアに新種 - 偽サイト「Gcogle Play」で配布

シマンテックは、個人情報を収集する日本人を狙ったあらたなマルウェア「Android.Exprespam」を確認した。

同社が確認したのは、従来と同様、端末内の連絡先に登録されている名前とメールアドレスを収集するマルウェア。スパムメールを通じて「Google Play」を装った偽サイト「Gcogle Play」へ誘導し、同サイト経由で配布されている。

インストールする際に、類似の正規アプリであれば、許可を求めない「個人情報へのアクセス」「携帯電話のステータスとIDの読み取り」「アカウント情報」などの許可を要求。起動すると「デバイスに対応していない」などとして利用できないが、個人情報は外部サーバへ送信される。

配布サイトでは、「セーフ・バッテリー」「最速充電」「チェック」「年賀状・メイカー」「ミラクルフェイス」「100%絶対起床」「アプリ福袋」「まるごとアイフォンコンバーター」「芸能人ゴシップまとめエビ」という9種類のアプリページが公開されているが、すべて同一のアプリがダウンロードされるしくみだったという。

今回の配布に利用された問題のサイトに利用されているドメインは2012年12月27日に登録されたばかり。アプリの「APKファイル」に含まれるシグネチャは、1月2日から有効期間となっていた。

(Security NEXT - 2013/01/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

11月は脆弱性22件の悪用に注意を喚起 - 米当局
米当局、AppleやOracleの脆弱性悪用に注意喚起
「くら寿司 公式アプリ」Android版に脆弱性 - 暗号鍵をハードコード
「Android」にセキュリティアップデート - 一部脆弱性は悪用も
米CISA、脆弱性4件の悪用について注意喚起
3Qの「JVN iPedia」登録は8763件 - 前四半期の6倍に
詐欺対策に特化したスマホアプリを提供 - トレンドマイクロ
「CODE BLUE 2024」の講演が決定 - 脅威関連から、AI、情報戦まで
8月は脆弱性19件を「悪用が確認された脆弱性カタログ」に追加 - 米当局
モバイルアプリ解析ツール「MobSF」に脆弱性 - アップデートで修正