「Java SE 7」に未修正の脆弱性 - ゼロデイ攻撃発生中
「Java SE 7」に未修正の脆弱性が存在していることがわかった。ゼロデイ攻撃も発生しており、セキュリティ専門機関やベンダーが注意を呼びかけている。
脆弱性情報サイト「JVN」によれば、今回明らかになった「CVE-2013-0422」は、「JDK 7」「JRE 7」において、サンドボックスを回避され、任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性。
ウェブ経由でブラウザにJavaアプレットを読み込ませたり、ファイルを直接開いた場合に攻撃を受けるおそれがある。すでに悪用コードが流通しており、攻撃が確認されている。
今回の問題を受け、NTTデータ先端技術では実際にシステムを用いて脆弱性について検証を実施。再現性を確認した。攻撃は容易であり、システム与える影響も大きいという。
1月11日の時点で、脆弱性を修正するアップデートは提供されておらず、最新セキュリティ対策ソフトの利用や、不必要なウェブへのアクセスを避けるといった基本的な対策にくわえ、ウェブブラウザの「Javaプラグインを無効にする」など、回避策の実施を呼びかけている。
(Security NEXT - 2013/01/11 )
ツイート
PR
関連記事
Go向けウェブアプリフレームワーク「Beego」にXSS脆弱性
NetAppのバックアップ管理製品に脆弱性 - CVSSや重要度を下方修正
「Cisco SLU」脆弱性が攻撃の標的に - 米当局が注意喚起
キヤノン製プリンタドライバに脆弱性 - アップデートを呼びかけ
Dell製ストレージにアップデート - 700件以上の脆弱性を修正
「a-blog cms」に脆弱性、すでに攻撃も - 侵害状況の確認を
「Firefox」にアップデート - Chromeゼロデイの類似脆弱性に対処
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」ベースのブラウザ利用者はアップデート情報へ注意を
「Ghostscript」に複数の深刻な脆弱性 - 最新版で修正