Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

経産省、電力、ガス、ビル分野のサイバーセキュリティ演習を実施

経済産業省は、電力、ガス、ビル分野について、演習用模擬システムを用いた国内初のサイバーセキュリティ演習を官民共同で実施すると発表した。

重要インフラおよび工場プラントで使用される制御システムの稼動停止や破壊を狙ったサイバー攻撃が、世界的に頻発している現状を受け、同省では攻撃への対応を強化するために演習を実施するもの。

演習では、模擬システムを用いて実際にインシデントが発生した場合の課題を検証。電力分野では日立製作所の大みか事業所、ガス分野ではアズビルの研究開発拠点である藤沢テクノセンター、ビル分野ではアークヒルズ仙石山森タワーにおいて、2月から3月にかけて実施される。

今後は演習で得られた課題をもとに、攻撃へのさらなる対応強化を図る。そのため、宮城県多賀城市に構築中の東北多賀城技術センターを中心に、より安全な制御技術の研究、開発を官民共同で進めるとしている。

(Security NEXT - 2013/02/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

攻撃者に狙われるクラウド設定ミス、行政機関の対策を義務化 - 米政府
「Apache Tomcat」に競合状態からコード実行が可能となる脆弱性
Go言語の暗号ライブラリに認証バイパスの脆弱性
Cleo製ファイル転送ソフト、複数脆弱性がランサムウェアの標的に
「Adobe ColdFusion」や「Windows」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
Cleo製ファイル転送製品に複数脆弱性 - すでに悪用も
「curl」にパスワードが漏洩する脆弱性 - アップデートを公開
制御システムセキュリティカンファレンス2025 - 参加申込受付を開始
国際連携「PowerOFF作戦」でDDoS攻撃サービス27件を停止
米当局、「Windows」に判明したゼロデイ脆弱性に注意喚起