トレンドマイクロを装う迷惑メール出回る - メアドの死活チェックが目的か
「トレンドマイクロ」を装ったスパムメールが確認された。たびたび迷惑メールを送信している業者が、メールアドレスの死活状況を調べるために送ったものと見られている。
トレンドマイクロが確認したのは、スパムに狙われていることを警告するスパムメール。自らが迷惑行為であることを棚に上げ、「迷惑メールやウイルスメールの標的になっている可能性がある」などと不安を煽る。
メール本文に記載されたリンクをクリックすると、誘導先のウェブサイトにて「ウイルスは発見されませんでした」とのメッセージを表示する。トレンドマイクロによれば、URLには、リンクをクリックした受信者のメールアドレスを特定できるよう、パラメータが設定されており、メールアドレスの死活状態を確認している可能性があるという。
同社の調べでは、今回スパムメールを送信していたグループは、これまでも複数のドメインを使い分け、迷惑メールを送信。出会い系サイトへ誘導したり、メールアドレスを聞き出す行為を繰り返している。今回悪用されたドメインも、1月5日に取得されたばかりのものだという。
(Security NEXT - 2013/02/25 )
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