DNS設定のスペルミスに注意 - フィッシングなどに悪用されるおそれ
DNSの設定ミスなどに起因する脆弱性が報告されている。第三者が用意した不正サーバによって名前解決が行われ、不正サイトへ誘導されるおそれがある。
情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターがレポートによれば、2013年第1四半期には、DNSの設定ミスに関する脆弱性の報告が、ウェブサイトに関する脆弱性の8%にあたる15件に及んだという。
DNSの管理は、本来ドメインの所有者しか行うことができないが、DNSの権限委譲が適切に設定されていない場合、攻撃者など外部の人間が用意したDNSサーバが参照されてしまうおそれがあり、フィッシングサイトなど不正サイトへ誘導するために悪用されるおそれがある。
設定ミスの具体的な内容としては、DNS管理業者の変更やサーバ設定の変更忘れ、スペルミスなどがあると指摘。IPAなどは、ウェブサイトの管理者に対してサーバの設定を見直すよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2013/05/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2024年11月10日〜2024年11月16日)
頻繁に悪用された脆弱性トップ15 - 多くでゼロデイ攻撃も
ソフトウェア開発者のセキュリティ教育改善プラン - OpenSSF
先週注目された記事(2024年11月3日〜2024年11月9日)
10月の脆弱性悪用警告は17件、前月の約3分の2に - 米CISA
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
システム管理者向け「脆弱性管理の手引書」を公開 - 日本シーサート協議会
先週注目された記事(2024年10月20日〜2024年10月26日)
3Qの「JVN iPedia」登録は8763件 - 前四半期の6倍に
3Qの脆弱性届出は116件 - 前四半期から4.5%増