AP通信のTwitterアカウントが乗っ取り被害 - 偽ニュースで米市場混乱
ニュースを発信するAP通信の公式Twitterアカウントが乗っ取り被害に遭い、発信された偽情報によって米国市場で一時混乱が生じた。
同社公式アカウントにおいて、現地時間4月23日に「ホワイトハウスで2回の爆発があり、オバマ大統領が負傷した」という偽情報が投稿されたもの。同日の米ダウ平均株価の終値は前日より高値で引けたが、1万4697ドルから一時1万4554ドルまで急落するなど乱高下した。
同社によれば、公式アカウントとモバイルアカウントが乗っ取り被害に遭ったが、その前に同社ネットワーク内において、フィッシング攻撃を受けていたという。同社では一時問題のアカウントを停止したが、現在は復旧している。
今回のアカウント乗っ取り攻撃に関して、「シリア電子軍」を名乗るグループが犯行声明を発表しているが、裏付ける証拠は見つかっていない。同グループは、これまでも中東のアルジャジーラや英BBCのアカウントの乗っ取りについて、犯行を主張している。
(Security NEXT - 2013/04/24 )
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