Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「jigbrowser+」のAndroid版にアドレスバー偽装できる脆弱性

jig.jpが提供するウェブブラウザ「jigbrowser+」のAndroid版に、アドレスバー偽装の脆弱性が含まれていることがわかった。脆弱性を修正したアップデートが公開されている。

影響を受けるのは、Android向けに提供されている「同Ver.1.6.3」およびそれ以前のバージョン。ウィンドウを開く際の処理に脆弱性「CVE-2013-2306」が存在し、アドレスバーの偽装が可能だという。

実際にアクセスしているサイトととは異なるURLをアドレスバーへ表示でき、フィッシング攻撃などへ悪用されるおそれがある。

今回の脆弱性は、Keita Haga氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。脆弱性を修正した最新版「同Ver.1.6.4」がGoogle Playにて公開されている。

(Security NEXT - 2013/04/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

11月は脆弱性22件の悪用に注意を喚起 - 米当局
米当局、AppleやOracleの脆弱性悪用に注意喚起
「くら寿司 公式アプリ」Android版に脆弱性 - 暗号鍵をハードコード
「Android」にセキュリティアップデート - 一部脆弱性は悪用も
米CISA、脆弱性4件の悪用について注意喚起
8月は脆弱性19件を「悪用が確認された脆弱性カタログ」に追加 - 米当局
モバイルアプリ解析ツール「MobSF」に脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge」にアップデート - 悪用ある脆弱性に対応、独自修正も
「楽天市場アプリ」に脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「Android」や「Apache OFBiz」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起