Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NICT、攻撃アラートシステム「DAEDALUS」の一般展示を開始

情報通信研究機構(NICT)は、サイバー攻撃アラートシステム「DAEDALUS(Direct Alert Environment for Darknet And Livenet Unified Security)」の一般展示を開始した。

20130502_ni_001.jpg
「DAEDALUS」の可視化エンジン

「DAEDALUS」は、ダークネットを利用してマルウェア感染やサイバー攻撃を検知し、アラートを送信するシステム。攻撃をリアルタイムに3Dグラフィックとして可視化できるのも特徴のひとつで、SFアニメを彷彿とさせるグラフィックが大きな話題を呼んだ。

現在、民間への技術移転を進めており、今回は研究成果のひとつとして、博物館やイベントスペースに出展。リアルタイムの映像ではないが、過去に発生した攻撃を可視化した映像を閲覧できる。

東日本では、江東区の日本科学未来館の1階インフォメーションロビーにおいて、203インチディスプレイで再生。1時間に1回のペースで約5分間の映像を展示する。

また西日本では、大阪市北区のうめきた・ナレッジキャピタル地下1階の「イベントラボ」の専用端末でムービー化した画像を閲覧できる。9月1日まで展示を予定している。

(Security NEXT - 2013/05/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

情報連携ネットワークに患者情報を誤表示、設定ミスで - 大公大付属病院
不備書類の返送、異なる宛先に誤送付 - 船橋市
「Laravel」のモニタリングツールに脆弱性 - アップデートで修正
教職員に多数の標的型攻撃メール、アカウント詐取被害 - 大体大
攻撃者に狙われるクラウド設定ミス、行政機関の対策を義務化 - 米政府
付属美術館の端末から個人情報が流出した可能性 - 尾道市立大
「Apache Tomcat」に競合状態からコード実行が可能となる脆弱性
Go言語の暗号ライブラリに認証バイパスの脆弱性
「http4k」にXXE脆弱性 - リモートコード実行や情報漏洩のおそれ
Cleo製ファイル転送ソフト、複数脆弱性がランサムウェアの標的に