約3分の1がモバイル端末に暗証番号設定せず - 約1割のユーザーは使い回し
暗証番号やパスワードを用いて携帯電話やタブレットを保護しているユーザーは、64%にとどまり、36%は対策を講じていないことがわかった。対策を実施しているユーザーも半数以上が他人に暗証番号やパスワードを教えたことがあったという。
McAfeeとOne Pollが、モバイル端末のセキュリティ対策状況についてワールドワイドの一般ユーザー3000人を対象に調査を実施し、判明したもの。
調査結果によると、10人に1人が複数のデバイスやアカウント間で同じ暗証番号を使用。暗証番号の内容を見ると、イギリスとドイツでは、初期設定をそのまま利用する傾向が強く、フランスと米国では縁起が良いとされる数字を好んで選択する傾向が見られた。
回答者の55%が、携帯電話やタブレット端末のパスワードや暗証番号情報を他人に教えた経験が持つ。親子間で共有しているケースもあり、6人に1人の割合で子どもが親の暗証番号やパスワードを知っていた。
さらに15%が、携帯電話に銀行情報やオンラインストアなどのパスワードを保存。なかでも拾得者によって閲覧される危険性が高い「メモ機能」を利用するケースが3割にのぼっている。
同社は、モバイルデバイスを利用するユーザーの多くが、プライバシー侵害の危険性を軽視していると指摘。デバイス内には、住所や銀行の情報などが含まれており、犯罪者にとって、モバイルデバイスが魅力的な標的になっているとし、財布やパソコンと同様に用心する必要があると警告を発している。
(Security NEXT - 2013/05/13 )
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