「MS製品70%オフ」で騙す偽サイトに注意 - カード情報の不正利用被害も
日本マイクロソフトの正規代理店を装い、金銭や個人情報を詐取する詐欺サイトが複数発生している。確認されただけでも十数件に及び、クレジットカードの不正利用被害も発生している。
詐欺サイトを確認したBBソフトサービスによれば、問題のサイトは日本マイクロソフトの代理店を偽装。「Windows」や「Office」を取り扱っていると見せかけ、70%オフなど極端なディスカウント価格で誘惑していた。BBSSでは、同様の詐欺サイト十数件をすでに検知している。
今回見つかった詐欺サイトでは、製品を購入しても送信されるプロダクトキーが偽物であったり、購入時に送信したクレジットカード情報が不正に利用されるといった被害が、実際に発生している。
不正サイトのサーバは、米国のサンフランシスコに設置されていた。犯人は特定できていないが、クレジットカード情報を不正に収集し、転売する業者の犯行であると同社では分析。また今回のような個人をターゲットとする攻撃は、ロシアから行われるケースが多く、今回も同様の可能性がある。
問題のサイトでは、個人情報を送信する際の通信が暗号化されていない、特定商取引法による企業情報の記載がないなど、一見不審な点も多い。一方でサイトのデザインは、一般的な通販サイトと変わりなく、「オンラインショッピング初心者などは注意が必要」と同社では注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2013/06/10 )
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