Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「EC-CUBE」が5件の脆弱性を修正 - 危険度「高」の脆弱性2件含む

ショッピングサイトを構築できるオープンソースソフトウェア「EC-CUBE」に、5件の脆弱性が含まれていることがわかった。開発元より修正ファイルが公開されている。

危険度が高いとされるディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2013-3654」や、コードインジェクションの脆弱性「CVE-2013-3651」などを含む5件の脆弱性が判明し、アップデートを実施したもの。

これら危険度「高」の脆弱性は、「同2.11.2」から「同2.12.4」が影響を受ける。また危険度が「中」とされる脆弱性2件のうち、クロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2013-3653」は、すべてのバージョンに含まれているという。

開発元のロックオンによれば、脆弱性による被害は確認されていないという。同社では最新版となる「EC-CUBE 2.12.5」を公開。既存利用者は、脆弱性が含まれるファイルの上書き、あるいはソースコードの修正により脆弱性を解消することが可能であるとして、対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/06/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

アイ・オー、ルータ脆弱性を解消するファームウェアを公開
「Next.js」に認可をバイパスされる脆弱性 - アップデートで修正
米当局、IPカメラやNVRの脆弱性悪用で注意喚起 - EOL製品は使用中止を
Fortinetの複数製品に脆弱性 - 「クリティカル」も
ブラウザ「Chrome」にアップデート - 複数の脆弱性を解消
「Laravel」のモニタリングツールに脆弱性 - アップデートで修正
「Apache Tomcat」に競合状態からコード実行が可能となる脆弱性
Go言語の暗号ライブラリに認証バイパスの脆弱性
「http4k」にXXE脆弱性 - リモートコード実行や情報漏洩のおそれ
Cleo製ファイル転送ソフト、複数脆弱性がランサムウェアの標的に