総務省、通信障害や個人情報消失でKDDIに行政指導
総務省は、KDDIが提供するau携帯電話サービスにおいて、通信障害や個人情報の消失など複数の事故が生じていることから、設備の点検結果や再発防止策の取り組みを報告するよう同社に行政指導を行った。
同社においては、2012年末から2013年5月にかけて7回にわたりLTEを含む大規模な通信障害が発生。また4月16日から19日にかけて発生した事故では、メールの送受信に不具合が生じ、一部利用者の端末内に保存されている連絡先などが消失した。
KDDIは、これまでも2012年2月に総務省より行政指導を受けており、翌3月には携帯電話通信障害対策連絡会による要請で総点検を実施している。
同省では、障害の原因について、ネットワークの高度化やトラフィックの増加、システム切替時の不備、処理能力不足、復旧作業時の判断ミスなど、システムの運営にあたり不十分な可能性があると指摘。
設備の点検や再発防止の取り組みについて8月16日までに報告し、その後1年間については半年ごとに進捗状況を報告するよう求めている。
(Security NEXT - 2013/07/19 )
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