開示不要の顧客情報を債権者に誤って提供 - 富国生命
富国生命保険は、債権者が差し押さえた保険契約の支払請求手続きにおいて、開示する必要のない個人情報を提供していたことを公表した。
同社によれば、債権者からの支払請求に対応した際、契約者による支払請求と同じ書類を利用。書類には、個人情報や契約内容などをあらかじめ印字されており、本来開示する必要のない情報についても債権者へ提供してしまったという。
開示された情報は4438人分に及び、そのうち4371人分が国や地方公共団体に開示されたものだった。契約者の電話番号や、被保険者の氏名、生年月日、払戻金内訳、税務申告に関する情報など含まれる。
同社では対象となる顧客に謝罪の文書を送付。また債権者に提供する帳票に、不要な項目の記載がないことを確認するなど、事務手続きを変更した。
(Security NEXT - 2013/11/22 )
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