Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google関連ドメインの不正証明書出回る - 各社が失効措置を実施

フランスの政府系認証局(ANSSI)の傘下にある認証局より、不正な証明書が発行されていたことがわかった。悪用されるおそれがあり、各社が無効化措置を実施している。

問題の証明書を用いて、Google関連ドメインの不正なSSL証明書が発行されていることが判明したもの。悪用は確認されていないが、今後フィッシングや中間者攻撃などに利用されるおそれがあるとして、マイクロソフトやブラウザベンダーは、対応を進めている。

マイクロソフトでは、サポートしているすべてのWindowsが影響を受けるとして、証明書信頼リスト(CTL)を更新。信頼できる証明書から削除した。

「Windows 8」以降については、証明書の自動更新ツールにより更新される。「Windows Vista」以降についても自動更新ツールを導入していれば、同様の対応が自動で行われる。「Windows XP」や「Windows Server 2003」については、近日中に対応プログラムを公開する予定。

Mozillaでは、最新版となる「Firefox 26」や「Firefox 24 ESR」にて、証明書の信頼を取り消す処置を実施。今回の問題をMicrosoftやMozillaに報告したGoogleにおいてもChromeにおいて無効化処置が行われている。

(Security NEXT - 2013/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ストレージ仮想化ソフト「IBM Storage Virtualize」の一部プラグインに脆弱性
【特別企画】なぜ今「ASM」が注目されるのか - 攻撃者視点こそ防御のかなめ
個人情報含む廃棄書類が強風で飛散、一部紛失 - 宮城県
F5、「BIG-IP」などに複数の脆弱性 - アップデートで修正
医療機関の届出書類が所在不明、袖机ごと廃棄か - 東京都
ランサム攻撃で個人情報が流出したおそれ - 井関農機グループ会社
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開
支援措置対象者の戸籍附票写しを加害者側へ誤交付 - 南部町
米当局、Ivanti VPN製品のゼロデイ脆弱性で注意喚起 - 侵害なくとも初期化を
ランサム被害で8478人分の個人情報流出を確認 - カシオ