不正アクセスでサイト改ざん、閲覧によりウイルス感染の可能性 - KADOKAWA
KADOKAWAは、同社ウェブサイトが改ざんされたことを明らかにした。閲覧者にウイルス感染のおそれがある。
改ざん被害が発生したKADOKAWAのウェブサイト
同社によれば、外部より不正アクセスを受け、1月7日0時半過ぎから翌1月8日13時過ぎにかけて、同社サイトの一部ファイルが改ざんされた状態に陥ったという。
期間中にサイトを閲覧すると、「Java」や「Adobe Flash Player」「Microsoft XMLコアサービス」における既知の脆弱性が攻撃を受け、トロイの木馬「Infostealer.Torpplar」に感染するおそれがあった。同マルウェアに感染すると、金融機関のオンラインバンキングやウェブメールなど特定のサービスを利用した際に、情報を窃取される可能性がある。
同社では改ざん判明後、問題のファイルについて削除や修正を実施。またセキュリティを強化しており、すでに作業を完了しているという。
また今回の不正アクセスについて警察へ被害を相談しており、不正アクセスの手段や犯人については調査中であるとする一方、不正アクセスを受けたサーバ経由の個人情報流出については否定した。
期間中にサイトを閲覧した心当たりがある利用者に対しては、セキュリティ対策ソフトなどを利用し、ウイルスへ感染していないか確認するようアナウンスを実施している。
(Security NEXT - 2014/01/16 )
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