「GOM Player」などの会員サービスに不正ログイン攻撃 - 未登録の場合は勝手に会員登録
動画再生ソフト「GOM Player」などを提供しているGOMソフトの会員サービスにおいて、「なりすまし」による不正ログイン被害が発生していたことがわかった。
同サービスを運営するグレテックジャパンによれば、2013年12月20日ごろから2014年1月8日午前にかけて、他社サービスにて入手したと見られるIDとパスワードを用いて、同社会員サービスへ不正にログインすることを試みる「パスワードリスト攻撃」を受けたという。具体的な被害件数などは明らかにしていない。
同社では、今回の不正アクセスに用いられたIDやパスワードについて、同社経由の流出を否定。また今回の不正ログインによる会員データの外部流出はなかったと説明している。
一方、今回の攻撃では、ログインの試行に用いたIDがこれまでに会員登録されていない場合、攻撃者がそのIDを用いて不正に会員登録を行っていたという。同社では、不正に登録されたIDを特定。アカウントを凍結した。
同社では、会員に対しては、パスワードを複数のサービスで使い回すことを避けるようアナウンスを行った。同様の攻撃を防ぐためセキュリティを強化したとしており、今後はログインページのセキュリティ対策などを行う計画。
また、なりすましにより不正登録されたユーザーに対しては、アカウントを凍結解除したり、削除する方法をメールで案内している。
(Security NEXT - 2014/01/20 )
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