「Jリーグチケット」で他会員情報を誤表示する不具合
チケット販売サイト「Jリーグチケット」において、関係ない別の会員情報が表示される不具合が発生していたことがわかった。
同サイトを日本プロサッカーリーグと共同で運営し、システムや個人情報の管理を行っているぴあによれば、同サイトのパスワード管理機能に不具合があり、他利用者の個人情報を閲覧できる状態だったという。
具体的には、同サイトのパスワードを確認したり、再設定する機能に問題があり、実在する他会員のIDを同機能に入力すると、その会員の登録情報へアクセスできるURLがメールで通知される不具合が存在したという。
同URLより「氏名」「住所」「生年月日」「性別」「メールアドレス」など登録情報を確認することが可能で、さらに書き換えることも可能だった。クレジットカード情報などは含まれない。
1月15日に登録情報を書き換えられた会員からログインできなくなったとして問い合わせがあり、その後の調査でシステムの不具合が発覚。同社では同月22日に不具合を修正した。
不具合は2013年2月20日から発生しており、約11カ月間に本来閲覧できない登録情報が閲覧された可能性があるのは5件。また1件については、登録情報が書き換えられた可能性がある。チケットの不正購入などは確認されていない。
同社では、さらなる調査を進めるとともに、対象となる会員に説明と謝罪を行うとしている。
(Security NEXT - 2014/02/05 )
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