悪質な「Androidアプリ」が1000万件を突破 - Google Playの約10倍
露Kaspersky Labは、同社が確認した悪質なAndroidアプリが、2014年1月に1000万件を突破したことを明らかにした。魅力的な「無料アプリ」を装って拡散しているという。
同社によれば、Google Playでは、比較的不正アプリは少ないものの、非公式ストアを通じて大量の悪質なアプリが配布されている状況で、1月の調査で1000万件を突破したという。これまで見つかった不正アプリの規模を、約110万件のアプリが登録されているGoogle Playの約10倍にあたると表現している。
非公式ストアのなかには、ユーザーが無料アプリを好むことに狙いを絞り、有名人気アプリを装って拡散させているケースがあると説明。誤ってこうしたアプリをインストールしてしまうと、個人情報や金融機関の情報などを窃取される可能性があるとして、警鐘を鳴らしている。
同社は、被害を防ぐ対策として、公式サイト以外からアプリをインストールしないことや、アプリの権限の確認したり、セキュリティ対策アプリを活用することのほか、「開発者モード」「提供元不明のアプリ」といったオプションを有効にしないことを挙げ、ユーザーに対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/02/14 )
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