3月のフィッシング報告件数は過去2番目の多さ - ゲームや金融機関装う攻撃が97%
フィッシング対策協議会は、3月におけるフィッシングの状況について取りまとめた。報告件数とフィッシングサイトのURL件数が再び増加に転じている。
3月に同協議会へ寄せられたフィッシング報告件数は4181件。2月の2836件を1345件上回り、過去最高を記録した1月の4656件に次いで2番目に多い件数となった。2月の減少で、2013年後半から続いていた増加傾向にいったん歯止めがかかったが、再び増加に転じた。
2013年11月から継続して発生しているオンラインゲームや金融機関を騙るフィッシングは、3月も多数報告が寄せられ、全報告数の約97%と大半を占めた。そのほか、クレジットカード会社やISPのウェブメールを装ったフィッシングも引き続き発生している。
フィッシングサイトの公開に利用されたURLも、2月より299件の大幅増で503件。一方、フィッシングに悪用されたブランド件数は5件減少し14件だった。
同協議会では、不特定多数に執拗にフィッシングメールが送られる状況が継続しており、メール本文も違和感のない文章に変化しているため、今後も十分注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2014/04/03 )
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