Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、「サイバーレスキュー隊(J-CRAT)」を正式発足 - 初年度30組織目安に支援

logoip1..jpg

情報処理推進機構(IPA)の「サイバーレスキュー隊(J-CRAT)」が正式に発足した。今後支援活動を本格化させる。

同機構では、これまでの活動で標的型攻撃へ気付かず、被害が拡大している実態が明らかになったことから、発足の準備を進めていたが、正式に発足したもの。標的型攻撃による被害の拡大や再発を防止したり、諜報活動の連鎖を遮断することを目指して活動を展開する。

具体的には、攻撃内容や感染範囲、想定被害の把握と深刻度のほか、対策についてセキュリティ事業者への移行を前提に助言する。

当初は、独立行政法人、地方独立行政法人、国との関係が深い業界団体のほか、必要に応じて民間企業などを支援。初年度に約30組織への支援を見込んでいるという。

(Security NEXT - 2014/07/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年11月3日〜2024年11月9日)
「Android」にセキュリティアップデート - 一部脆弱性は悪用も
「RDPファイル」添付した標的型攻撃メールに警戒呼びかけ - 米当局
標的型攻撃メール訓練サービスに「サポート詐欺」対策など追加
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
米当局、「Windows」や「Qualcomm」チップの脆弱性狙う攻撃に注意喚起
Doctor Webに標的型攻撃 - マルウェアDB配信を一時停止
米当局、「Adobe Flash Player」脆弱性を悪用リストに追加 - 使用中止求める
米当局、「Android」や「Apache OFBiz」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起
大規模障害の混乱に乗じる攻撃者 - 偽マニュアルや偽復旧ツール出回る