「ウイルスバスタークラウド」に新版 - 脆弱性チェック機能を追加
トレンドマイクロは、脆弱性対策機能などを強化したコンシューマー向けセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスタークラウド」の新版をリリースした。同社オンラインストアで先行販売し、店頭やダウンロード販売は9月5日より開始する。
同製品は、マルウェアや迷惑メールへの対策機能をはじめ、URLフィルタリング、情報漏洩対策など備えたコンシューマー向けセキュリティ対策ソフト。
最新版では、パソコンにインストールされているソフトウェアのバージョンをチェックし、最新版でない場合、修正プログラムの適用を促す「脆弱性チェック機能」を追加した。
「Adobe Reader」「Java」などのバージョンをチェックするほか、「Wndows」や「Adobe Flash Player」における自動更新機能の状態、Windowsのファイアウォール設定を確認、オンに変更できる。また「Internet Explorer」やユーザーアカウント制御のセキュリティレベルもチェックし、対策レベルが低い場合は推奨レベルに変更する。
オンラインバンキングの利用者を狙ったマルウェア攻撃への対策として、「パスワードマネージャー 無料版」を同梱。金融機関のサイトにアクセスすると、「パスワードマネージャー」のマルウェアから保護されたブラウザを起動し、ウイルスバスターのコードインジェクション対策機能と連動することが可能。「パスワードマネージャー有料版」との連携にも対応している。
さらに「Internet Explorer」「Chrome」「Firefox」といったブラウザのプライバシー設定を確認し、推奨設定を提示する機能も追加した。またMac版に関しては、OS X Yosemiteにも対応する予定。
パッケージ版の価格は、1年版で6160円。3年版で1万3170円。ダウンロード版が1年版5130円。2年版9240円。3年版1万2140円。「ウイルスバスター クラウド+保険&デジタルライフサポート」も引き続きラインナップに用意している。
同社では、今後1年間に同シリーズで1500万ユーザーの獲得を目指し、製品を展開していく。
(Security NEXT - 2014/09/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
事前対策や監視を組み合わせた「ランサムウェア対応支援サービス」
約70項目を調査するメールセキュリティ評価サービス - 緊急脆弱性の通知も
「Windows」と「AD」のセキュリティ状況を分析するサービス
保険料算出に「AWS Security Hub」の評価を活用 - 東京海上日動
APIゲートウェイ向けにOSSのセキュリティプラグインを公開
生成AIに擬似攻撃、リスクを評価するサービス - NRIセキュア
「サイバーセキュリティ関係法令 Q&Aハンドブック」が改訂
攻撃者を疑似体験し、セキュリティの重要性を学ぶボードゲーム - IPA
「WordPress」のセキュリティ対策プラグインを公開 - クラウドセキュア
特定のサイバー脅威に対する耐性を評価するサービス - NRIセキュア